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    こんにちは。川淵ゆかりです。

     

    公的年金と退職金といえば老後の二大柱です。

    しかし、この二大柱が大きく揺らいだとしたら、私たちの老後の生活はどうなるでしょうか?

    公的年金があてにならない、という人は多いですよね。

    では、退職金はどうでしょうか。

     

    「大学卒業して、ずっと40年以上も勤めるんだから、1,500~2,000万円くらいはもらえるんじゃないの?」

     

    今、30代、40代の方は、現在退職している60代の方の退職金を参考にしては絶対にいけません。

    しかも、中小企業は、現在でもかなり厳しい状況です。「65歳まで雇用延長されたからその分、退職金も増えるだろう。」と思うのは大間違いです。

     

    日本の企業の99.7%は中小企業ですから、中小企業の例で見てみましょう。

     

    東京都内の従業員300人未満の中小企業を対象とした東京都産業労働局の『中小企業の賃金・退職金事情』で、平成14年以降の定年退職者の退職金(モデル退職金)の推移は次のとおりです。(単位:万円)

    H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26
    高校卒 1,214 1,188 1,048 1,130 1,150 1,113 1,219
    高専・短大卒 1,270 1,278 1,036 1,168 1,189 1,136 1,234
    大学卒 1,373 1,342 1,145 1,225 1,271 1,224 1,384

     

    平成18年には大きく金額を減らしていますが、これはリーマンショックの影響が出たのだろうと思われます。

     

    それでは、最新の平成28年版を見ていきます。(次回はH30.12)

    • 高校卒=1,083万円(27.3)
    • 高専・短大卒=1,030万円 (25.0)
    • 大学卒=1,139万円(25.4)

     

    減ってますよね。

     

    ( )の中は、退職金を算定するための支給月数です。

    支給月数も含めた平成26年と比較してみましょう。

    • 高校卒=1,219万円 (29.8)
    • 高専・短大卒=1,234万円 (28.7)
    • 大学卒=1,384万円 (28.5)

     

    退職金が減っているのは、支給対象となる支給月数を減らすことで退職金の額を減らしていると思われます。

    会社には退職金規程というものがありますので、これを必ず確認しておくようにしてください。

     

    さて、あなたの将来の退職金はどうなっていくのでしょうか。

     

    私は、今後も確実に退職金の額は減っていくのではないか?と考えています。

    理由は、皆さんの家庭の事情と同じです。

     

    皆さんのご家庭の預貯金が殖えないのと同じで、企業も退職金用の資産が殖やせなくて困っているのです。

    バブルが弾けて二十数年。日本は「超低金利」の時代を送っています。

     

    現在50代以上の方は、就職して以降日本の高度成長期やバブル期を経験していますので、退職金用の資産運用が金利の高いときにできた時期もありました。

     

    しかし、バブルが弾けて以降に就職された方はどうでしょうか?退職金用の資産は、すべて低金利で運用してきたことになります。そうなると、退職金用の資金が定年退職時には思ったより殖えておらず、もらえると思っていた金額がもらえなかった、ということにもなりかねません。

     

    退職時に「少なかった!」ではもう遅いのです。

     

    公的年金や退職金を中心に考えた老後資金設計は大きな破綻を招く恐れがあります。

    働き盛りの皆さんが定年退職までの間に、大きな年金改正や退職金制度の見直しなど、国や企業側は行ってくる可能性は大きいです。

     

    今後は、「自分年金作り」の重要性がさらに増してくると思います。

    感想をお待ちしていますね。ヽ(´▽`)/

    それでは、また。