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    空き家対策のアドバイスとして、リバースモーゲージを勧めることがあります。

     

    リバースモーゲージとは、不動産を担保とした借り入れのことで、

    自宅を担保にして、そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられる主にシニア層(50代~)向けの融資制度のことです。

     

    生存中は利息だけを支払えば良く、借入れた分は亡くなった後に不動産を処分することで精算できます。

     

    例えば、「実家の父親が他界し、引き継いだ母親だけが住んでいる。」といった場合、

    リバースモーゲージを利用すると、母親の生活費を補填することができ、

    また、母親がいなくなった場合の家の処分も可能となります。

     

    両親とも存命のときにリバースモーゲージを利用してしまうと、

    不動産の所有者である一方(父親)が亡くなった場合、

    配偶者(母親)が契約を引き継げないと、

    住む場所がなくなってしまうケースもありますので、

    金融機関に契約内容を十分に確認してください。

     

    また、借入れ金額も不動産評価額の半分程度(40~70%)と低いため、

    思ったより借りられなかった。」といったケースもあります。

    売却した方が良かった、とならないように注意しましょう。

     

    そして、リバースモーゲージは変動金利型がほとんどです。

    利息だけ払えばいい、とは言いながら、利用途中で金利上昇となると

    生活への負担が大きくなる可能性もあります。

     

    さらに担保となる不動産の評価は定期的に見直されます。

    評価額が大きく下がってしまうと、

    一括返済などを求められるといったリスクもあります。

     

    リバースモーゲージは老後の資金不足の助けとなりそうですが、

    けっこうデメリットは多いものです。

    借入れ後の色々なケースを考えて金融機関から説明を受けてください。

     

    一番の理想は、老後の資金をしっかり作っておくことですね。

     

    <著者プロフィール> 川淵ゆかり
    ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 CFP(R)、厚生労働省1級FP技能士)