今日はちょっと専門的な話になりますが、、、
本日(2018/12/25)から
全銀EDIシステム(ZEDI:ゼディ)が稼働します。
EDIは、電子データ交換。
企業間取引(BtoB)では、
①受注・発注
②出荷・納品
③請求・支払
といった膨大な業務が日々発生しています。
これをFAXだとか電話だとかで相手企業や銀行とやり取りしていたのでは
時間がいくらあっても足りません。
そこで、取引情報を電子データ化して、ネットワークを利用してやり取りするのがEDIです。
企業間でやり取りするのを商用EDI、
銀行とやり取りするのが金融EDIとなります。
今までは商用EDIと金融EDIはリンクしていなかったため、
一ヶ月分の売掛金などまとまった口座振り込みがあると、
「何のお金だよ。」
「数字が合わないよ!」
「手数料や税金の内訳はどうなってるんだ?」
といった問題がけっこう頻繁に起こりがちでした。
振り込まれた方は調査に時間を取られるし、
振り込んだ方は相手先からの問い合わせ対応に時間が取られます。
そこで、振込みの際、銀行に送る振込情報のデータに
請求書番号だとか商品情報だとか手数料や税金の情報など
必要な情報をくっつけて送って、
商用EDIと金融EDIをリンクしてしまおうというのがZEDIです。
振り込まれた相手先は、銀行から上記のデータを受け取るので、
どの請求書のお金が振り込まれたかが詳細にわかるようになります。
いわゆる「売掛金の消込業務」が非常にラクになるわけです。
ですが、実際に業務をラクにしようと思うとZEDIを利用してもらわないといけません。
ZEDIの利用には、ソフトウェアのバージョンアップやファームバンキング等への加入が必要になります。
また、銀行へZEDIの利用手数料を支払わないといけません。
生産性の向上や働き方改革に業務のIT化は不可欠ですから、
企業は迅速な対応が求められるでしょう。
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元SEとしては、こういった話は興味を持ちます。
わかりやすくまとめるため、ちょっと頭を使ったので、
今日はクリスマスケーキをたくさん食べよう!(笑)
それでは、また。
<著者プロフィール> 川淵ゆかり
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 CFP(R)、厚生労働省1級FP技能士)