そろそろ「確定申告」の時期ですね。
住宅ローンを組んで住宅ローン控除(住宅ローン減税)を受けるためには、
1年目に確定申告することが必要になります。
住宅ローン控除とは、
マイホームを一定の条件のローンを組んで購入したり、
特定の改修工事をしたりすると、
年末のローン残高に応じて「税金が還ってくる」制度のことです。
ですが、2018年12月、この住宅ローン控除についての減税ミスで、
追加納税 の必要が発覚した人が実に1万人以上もいることがわかったのです。
住宅を取得する場合、親御さんなどから贈与を受ける人も多いですよね。
今回は会計検査院の指摘により、
「物件の購入価格から贈与額を差し引いた金額と、ローン残高を比較して
小さい方 を基に控除額を計算しなくてはいけない」とのことで、
ローン残高だけを基に計算してしまった方が申告是正の必要となりました。
このミスがあった人数は実に約12,000人!
他にも、自宅の売却で非課税の特例を受けた方は住宅ローン控除を利用できないのですが、
このミスがあった人も約1,800人となりました。
住宅ローンの支払いだけでも大変なのに、
数年分の追加納税が課せられるのはキツいですよね。
住宅ローン控除については、
「一定の要件に当てはまれば控除を受けることができる。」とあります。
住宅ローン控除を受けようとされる方で、
贈与を受けたり、補助金の交付を受けたり、土地や建物を売った場合等は、
念のため、税務署でしっかり相談をされて申告しましょう。
それでは、また。