火災保険料が大幅値上げ!
自動車保険料の値上げのお話をしましたが、この秋には火災保険料もアップしそうです。
消費増税が2019年10月に行われますが、同時期に損害保険会社大手4社
が火災保険料を引き上げる予定です。
実に4年ぶりの一斉値上げです。
建物や家具は消費税の対象ですから値上げもやむなし、と思われますが、
火災保険料の上げ幅は5~9%とかなり大きくなっています。
この上げ幅は家計にも響きそうですね。
なぜ、こんなに大きく値上がりするのでしょうか。
保険料の値上げは豪雨や台風が原因
今年のお盆は台風がUターンラッシュを直撃し、JRの運転見合わせやコンサートの中止などがあったことは記憶に新しいと思います。
今回の火災保険料の値上げもこうした豪雨や台風が影響しています。
2018年7月には西日本豪雨がありましたし、9月には台風21号や24号も発生し、各地に大きな被害をもたらしました。
そのため、18年度の大手損保4社の風水害による保険金の支払額は過去最大の1兆円台となる金額まで膨れ上がりました。
地震保険の保険料も値上がりしている。
地震保険は、現在、3段階で値上がり中です。
日本は「南海トラフ地震」が起きることが予想されていますが、実際に巨大な地震が起きると地震保険の保険金支払いも膨大な額となってしまいます。
地震保険料も値上げが必須ですが、一度に大きく値上げしてしまうと家計への負担も大きくなりますから、2017年から3段階に分けて値上げすることになりました。(2015年9月に決定)
地震保険料は都道府県や構造によって決定されるものですが、
全国平均で、最初は2017年1月に5.1%、次に2019年1月に3.8%、
そして、2021年1月に5.1%の引き上げ率となっています。
地域によって違ってきますので、場所によっては「引き下げ」となる所もあります。
「地震保険料の支払いをできるだけ抑えたいなぁ、安い保険会社はないかなぁ。」と、家計のことも考えて見直しをしたいと思う人も多いと思いますが、地震保険の保険料はどこの保険会社で加入しても一律なんです。
地震保険は火災保険とあわせて契約するものなので、火災保険料の方を見直しましょう。
火災保険料見直しのポイント
異常気象によるものと思える被害は増えていますから、2021年以降も火災保険料の値上がりが行われていくことは十分予想できます。
値上げの前に火災保険の見直しをしておくのもオススメです。
住宅などの新価(再調達価額)以上の保険金額を設定していないかどうかを確認したり(大きな金額で契約しても新価までしか保険金は支払われません。保険料のムダになります。これを超過保険といいます。)、ムダなオプションを付けていないかなど、保険ショップなどで相談してみるのもいいと思います。
火災保険は複雑でわかりにくいですからね。保険のプロに任せてみてはいかがでしょう。
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知らないうちにいろんな所で値上がりがおきていますね。
こわいですね~。
面倒でしょうが少しずつでも家計の見直しをやっていきましょう。
それでは、また。
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会CFP(R)、厚労省1級FP技能士)
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