老後2000万円問題が話題になりましたが、
老後2000万円問題の根拠は、
年金だけでは足りない生活費の補填が毎月5万円だとすると、
5万円×12ヶ月×35年(65~100歳)= 2100万円 となります。
なお、注意点ですが、
当然、公的年金だけで食べていける人もいるでしょうが、夫婦とも国民年金だけの場合は5万円だけでは足りません。
ですから、人それぞれになります。
また、今後、物価が上昇しても年金は物価上昇率の分までは上げてはもらえませんから、インフレリスクがあります。
ですから、余裕を持った見積もりが必要です。
老後期間の算出には「平均寿命」や「平均余命」を使うのではなく、長生きリスクがありますから途中で資金がショートしないように、100歳までみておいた方がいいでしょう。
生活費以外にも臨時出費もありますね。
臨時出費はけっこうな金額になります。
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ですが、他にもあるんです。
老後に残る借入金。
住宅ローンに教育ローンに自動車ローン、カードローン。
自営業の人は仕事関連の借入金。
こういったものも老後まで返済が残ってしまうと、月々の負担になってしまいます。
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ここまで考えると、やはり年金だけではかなり厳しくなると考えられますね。
住宅ローンなど老後まで残ると負担ですが、
「繰り上げ返済しましょう。」という話ではありません。
住宅ローンほど金利の低いお宝ローンはありません。
昔と違って、低金利で借りたローンは繰り上げ返済してもそれほど効果はありません。
繰り上げ返済で預貯金を減らしてしまい、後で金利の高いローンに手を出しては何をしてるんだかわかりません。
繰り上げ返済する場合は、将来にまとまったお金が必要でないか、資金がショートする時点がないか、などを考えて実行するようにしましょう。
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金利が低いとお金は借りやすいですが、老後に影響がでると大変です。
将来のことを考えて、できるだけ老後に残る借り入れはしないようにしましょう。
借りてしまった場合は老後に返済が残らないように計画する必要があります。
アメリカの個人消費も実は借金に支えられていて、今後大きな問題になってきそうです。
自分が「老後〇千万円問題」なのか、一度考えてみてください。
それでは、また。
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